難波で友人と宿泊したホテルがなかなかのキワモノで面白かったので、紹介したいと思います。
※タイトルと上の文章をご覧になると、ホテルの悪口が続くように思われるかもしれませんが、決してホテルをけなす記事ではありません。むしろ誉めています(笑)
目次
宿泊したホテルは「サウスインいけのや」
じゃらんで予約しました
宿泊したのは「サウスインいけのや」というホテルです。
じゃらんに掲載されているのでラブホテルではありません。宿泊プランにもバッチリ「ツイン」との記載がありました。
ホテルの場所
ホテルの場所はこちらです。
なんばの街中にあり、駅から徒歩数分圏内、商店街もすぐ近くというかなりの好立地です。飲食店にも全く困りません。
5月の大型連休中に利用、ツインで5,250円/名
5月の大型連休に急に大阪で友人1名(男友達同士です)と1泊することになったので、約1週間前にホテルを探し始めました。
連休中なだけあって良さげなホテルはほぼ埋まっており、残された中で立地・価格面で唯一光っていたのがこのホテルでした。
大型連休中にもかかわらず、
- ツイン(男性2名利用)
- 素泊まり
で一人あたり5,250円、2名で10,500円という安い宿泊費でした(消費税5%時代の名残を感じますね…(笑))
じゃらんのプラン紹介文にはこのような説明が…
「【ツインルーム】お部屋にはベッドのほかソファとテーブルを設置しており、ゆったりとおくつろぎいただける部屋でございます。また、お風呂とトイレも分かれており使いやすいお部屋となっております。」
大型連休中に5,250円でなんばの街中に、しかも(説明文の文面を鵜呑みにすれば豪華な)ツインの部屋に泊まれるというコストパフォーマンスの良さに若干の怪しさは感じましたが、幸いなことに友人も自分も宿にはあまりこだわらないタイプだったので、即決しました。
実際の宿泊の様子(チェックインまで)
ホテル外観
ホテルの外観はこんな感じでした。
確かにラブホテルっぽい外観ですね。と思っていると、お隣はホンモノのラブホテルでした(笑)
チェックイン前、荷物を預けました
友人が大きめの荷物を抱えていたので、チェックイン時間前でしたが、荷物を預かっていただきました。
入口はこんな感じでした。
フロントでの対応は親切で、預かった荷物は部屋に入れておいてくれるとのことでした。
フロントの造りは特にラブホテル感はなく、ちょっと古めのビジネスホテルのような感じでした。
チェックイン、料金は先払いでクレジットOK
夜にチェックインしました。料金は先払い形式で、クレジットカードが問題なく利用できました。部屋の鍵を渡され、エレベーターで階上へ上がります。
さあ、いよいよ部屋とのご対面です。
「ん?インターホンの下に何かついてるぞ??」
「緑と赤のランプ??いや、気にしないことにしよう。」
部屋の様子(衝撃の連続)
さあ、部屋に入ると、次々と衝撃の光景が飛びこんできます(笑)
衝撃その1:自動精算機がお出迎え
部屋に入った瞬間、衝撃その1です。なんと、自動精算機が置かれていました。
この瞬間に悟りました。
「こいつは元ラブホテルだ、間違いない。」
なお、現在はラブホテルとしては営業していないので、自動精算機はお役御免。紙幣・コイン投入口は塞がれていました。
衝撃その2:スーパーファミコンのコントローラーが…
客室に入ると、5,250円とは思えないほど広い空間でした(全景が撮れておらず…すみません…)。
その客室のすみっこにこんなものが…。
懐かしのスーパーファミコンのコントローラーです。ちゃんと二つありました(笑)
しかしコイツ、とんでもない見かけ倒し。ゲーム本体はどこにも見当たらず、電源も見当たらず、全く使えません。何でそのまま置いてあるんだろう…。
衝撃その3:ジャグジー付きの浴槽
バストイレ別なのは事前に把握済みでした。
トイレはこんな感じでウォッシュレット付き。壁紙のデザインが何とも言えず香ばしいですね…(笑)
んで、バスルーム。洗い場もあり、浴槽も大きいなぁと思って浴槽をのぞき込むと黒いボツボツが…。
壁には謎の緑のボタンが…。押してみると…
「ゴボゴボッッ!!ゴボゴボゴボゴボゴボ…!!」
と噴水がしばらく上がった後、
「プシューーーーーー」
と空気の抜ける音が響きます。はい、ジャグジーですね(笑)さすが元ラブホテル。
改めて浴槽を見てみれば、確かに人間2人が入れる大きさです。
洗い場を見てみると、シャワー・カランは普通の設備でした。
が、(写真はありませんが)洗面器と椅子が2つずつ用意されていました(笑)さすが元ラブホテル(笑)
※男2人での宿泊だったので、1名ずつ入浴しています。
衝撃その4:恐ろしいまでのアメニティの充実ぶり
GW中に5,250円で宿泊できるツイン。アメニティなんぞ全く期待していませんでしたが、恐ろしいまでの充実ぶりでした。
洗面台付近のアメニティ
拡大。
化粧落とし(2つも)、化粧水、乳液です。女性にはありがたいですね。しかもコイツら、全て資生堂の製品です。やりますなぁ…。
その左隣にもアメニティ。
歯ブラシ、ひげ剃り、コットンのほか、お風呂で使えるボディタオルや入浴剤まで用意されていました。ここまで来ると、もうビジネスホテル・シティホテルには見えなくなってきました(笑)
そして…、ドライヤーは2タイプご用意しておきましたよ♪
手前側のピンクのドライヤーは、鏡の前に置かれているヘアブラシを挿入することでグレードアップします(笑)
寝間着とタオル類
寝間着とタオルの画像がこちらです。
タオルはバスタオルとフェイスタオルがバッチリ用意されています。しかも、サウスインいけのやオリジナル。
この寝間着、胸元にロゴがありますが、「サウスインいけのや」とは記されていません。「どこかのメーカーの既製品?」とも思いましたが、違いました。この字面、ここで見たヤツです。
お隣にあったモノホンのラブホ名ですね。どうやら共同経営しているようで、寝間着はこちらのラブホのものを使用しているようです(笑)
ベッドルームの様子
ベッドルームはこんな感じでした。
特に変わった点はありません。ちゃんとツインになっていました。
ただ、枕元のスイッチパネルがイヤに充実していました。
明るさ調節が細かーーーくできるようになっていました。この調節機能はラブホとしての経営をやめた現在でも健在でした。
ちなみに、USBポートもあり、デバイスの充電ができるようになっていました。
その他設備
大きなテレビ
テレビは大きい液晶テレビでした。エr有料チャンネルはなく、地上デジタルのみの放映でした。
電気ケトル
ホテルとしては変わった備品ではありませんが、電気ケトルも置かれていました。
「コンピューターで自動管理」された空の冷蔵庫
テレビの下の戸棚には冷蔵庫とカップ・グラス類(と茶葉)が入っていました。
「この冷蔵庫はコンピューターで自動管理しています」「赤いレバーを少しでもお下げになりますと自動的に料金計算されます。お取り消しは出きませんからご注意ください。」
とあるので、恐る恐る開くと…
空っぽやんけ…。
何ともツッコミどころの多いお部屋でした。
その日は少し気温が高く暑い1日でしたが、エアコンもしっかり機能しました。
利用しての感想
予約時点で元ラブホテル臭がプンプンしていましたが、予感は的中しました。ただ、あまりにも潔く昔の遺恨が残されているので、部屋をひとまわりするだけで笑える要素が散在していました(笑)さすがお笑いの街、なんばです!(違うか…)
元ラブホテルをビジネスホテルとして営業しており、施設の古さは否めませんが、浴室も含めて部屋は広く、設備・アメニティも充実しているので、滞在自体はすこぶる快適でした。これで5,250円です。チョット変わった宿泊体験になりましたが、私も友人も大満足でした。
難波の街のど真ん中で、設備の割に宿泊費も安く、コストパフォーマンスはバッチリのホテルです。一風変わったホテルを味わいたい方、ネタを求めている方にはオススメできる施設です(笑)
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