成田空港に国内線で到着し、国際線に乗り継ぐとき、
「時間はどれぐらいかかるんだろう…」
「ターミナル内で迷わないか心配…」
といった不安を感じていませんか??
今回は、ANAの国内線で成田に到着し、ANAなど第1ターミナル発の国際線に乗り継ぐときの最短経路と、私が実際にかかった乗り継ぎ時間をお伝えします。
ANA公式ホームページでは最低乗り継ぎ時間は45分とされていますが、実際はどれぐらいかかるのか、短縮のコツは何か、詳しく解説します。
目次
ANA国内線で成田空港に到着後は、ターミナルまでバス移動
成田着ANA国内線は「沖止め→バスで第1ターミナルまで移動」が多い
成田空港に到着するANAの国内線は、ターミナルにスポットインせず、搭乗口から離れた場所に沖止めとなります。
そのため、到着後はロビーまでバスで移動することになります。ANAは成田空港で第1ターミナルを発着するので、バスも第1ターミナルまで運行されます。
バスで成田空港第1ターミナルに到着後
ターミナル制限エリア外に用事がある場合は最短経路が使えません!!
今回紹介する経路は、ターミナル制限エリア外に用事がなく、そのまま第1ターミナル国際線の出国後エリアに直行する際に利用できる経路です。
つまり、「あとはもう飛行機に乗るだけ!」という人が使える経路です。
- 国内線の出発空港で預け損ねた手荷物がある場合
- モバイルWi-Fiのレンタルを予約している場合 etc.
- 国際線の出発ターミナルが第1ターミナルではない場合
- 乗り継ぐ飛行機のチェックインがまだ済んでいない場合
- その他案内があった場合
にはこれから紹介する最短経路は使えません。一度出国審査を終えてしまうと、制限エリア外には戻れません。
「せっかくレンタル予約したモバイルWi-Fiを受け取り損ねた!」といった事態にならないように注意してください。
成田空港の国際線乗り継ぎ専用施設
第1ターミナル内で国内線→国際線に乗り継ぐ最短経路の概要
下の図では、ANA国内線降機後、バスで第1ターミナルに到着した後に出国審査を終えるまでの経路が緑色の矢印で記されています。(成田空港HPからお借りしています。)
最短経路の肝は「国際線乗り継ぎ専用施設」
経路は、
- バスで1階の国内線到着ゲートに到着
- エスカレーター・エレベーター・階段で3階へ上がる
- 「国際線乗り継ぎ専用施設」へ入る
- 保安検査実施
- 出国審査実施
- 成田空港第1ターミナルの第5サテライトへ出る
という流れになります。
この3にある「国際線乗り継ぎ専用施設」を利用することが、国内線→国際線への乗り継ぎ時間を最短にするキーポイントになります。
と書くと難しそうに見えますが、実際には親切に表示がなされているため、案内看板を見ていれば大丈夫です。
それでは、写真を使いながら実際の経路を説明していきます。
バス下車後の実際の乗り継ぎ経路
「国際線乗り継ぎ」の文字を追いかけて!
バスで第1ターミナルの1階到着ゲートに着いたら、
「国際線乗り継ぎ」
という表示に従い、エスカレーター・エレベーター・階段のいずれかを利用して3階へ上がります。ここまでは道なりです。
(バスが到着したらターミナルに入り…)
(奥に見えるエスカレーター・階段・エレベーターのどれかで上へ上がります。)
(この表示に従って上へ上がります。)
上の階へ上がったら、しばらく直進
上の階へ上がると、このような景色です。
しばらくは通路を直進します。すると、分かれ道に当たります。
分かれ道を右へ行き、「国際線乗り継ぎ専用施設」に入る
案内看板を拡大すると…
ここでのポイントは、
- 国内線の到着ロビーへ行く人は左へ行く
- 非制限エリアに入らず、そのまま国際線に乗り継ぐ場合は右へ行く
ということです。私がこの経路を使ったときは、ANAからANAへの乗り継ぎで、非制限エリアには用事がなかったので、そのまま右へ入りました。
右に続く経路は、「もう後は飛行機に乗るだけ!」という状態の人だけが使える経路です。
モバイルWi-Fiのレンタルなど、出国審査前に必要な手続きがある場合は、絶対に右に入ってはいけません。
ペッパーくんも親切に案内してくれているので、話を聞いてあげても良いかもしれません(笑)
国際線乗り継ぎ専用施設内の様子と保安検査・出国審査
中に入ると、
- 保安検査
- 出国審査
の順に手続きが進められます。写真を撮って紹介したいところですが、写真撮影は禁止されていますので、文章だけで説明しますね。
混雑具合はタイミングによってマチマチ。
私が初めてこの経路を利用した時は、先に入っている利用者が一人もおらず、一番乗りで保安検査・出国審査を終えることができました。所要時間は約1分です(笑)
ところが、2度目に利用した時には、それなりの混雑度で、通過に9分かかりました。
GOLD TRACKはあるけど…
スターアライアンスゴールドメンバーなど、プレミアムメンバーが利用できる保安検査の優先レーン「GOLD TRACK」がありました。
私はANAプラチナメンバー兼スーパーフライヤーズ会員だったので、このGOLD TRACKを利用する資格がありました。ということで、GOLD TRACKの列に入ったのですが……GOLD TRACKの列がなかなか進まない…。
GOLD TRACKには保安検査のゲートが1つ、一般レーンには保安検査のゲートが2つ用意されており、GOLD TRACKの列がとにかく進まない…(笑)
結局、一般レーンに並んだ方が早く保安検査を終えられるというつまらないオチが待っていました。何のためのGOLD TRACKなんだろう…(笑)
保安検査終了後は、税関・出国審査
保安検査を終えると、税関・出国審査です。
入国審査のレーンは4つほどしかありませんでしたが、数分待って審査を終えることができました。
国際線乗り継ぎ専用施設を抜けた先には…
出国審査後には第1ターミナル第5サテライトに出ます
出国審査を終えて自動ドアを抜けた先は第5サテライトでした。
少し分かりにくいですが、自動ドアを抜けたすぐそこにある案内図です。現在地が中央下寄りに記されています。
成田空港HPのマップで確認してみます。
このアップの赤い★の場所に出てきます。(ちなみに、青い○はANAラウンジの場所です。)
出てきたときの景色はこちらです。
少し前進すると…
この正面にあるエスカレーターを上がると、目の前が第5サテライトのANAラウンジです。なかなか便利な場所ですね。
というわけで、第1ターミナル内で国内線→国際線の乗り継ぎ最短経路案内は以上です。
国内線→国際線乗り継ぎの最低乗り継ぎ時間はどれぐらい?
乗り継ぎ経路にある「国際線乗り継ぎ専用施設」は混雑しやすい
第1ターミナル内で国内線→国際線の乗り継ぎの最短経路を利用する場合は、上で見てきたように「国際線乗り継ぎ専用施設」を利用します。
この「国際線乗り継ぎ専用施設」は保安検査設備が3つしかないため、到着便・利用客が集中すると、あっという間に混雑します。
従って、混んでいるときと混んでいないときとで所要時間に極端な差が発生するというのが事実です。
降機後、ターミナルまでのバス乗車時間は不明です…
ANA国内線で成田空港に到着すると、第1ターミナル到着ゲートまではバスで案内されます。降機後、バスに乗ってからターミナルまでの所要時間は、飛行機の到着場所によって変わるため、正確な時間は分かりません。
私はこれまで2回この経路を利用しましたが、1回目は数分で到着しましたが、2回目は5分以上バスに乗りました。場合によってマチマチのようです。
最短だと、バスがターミナルに到着してから3分以内
バスがターミナル到着ゲートに着いてから急ぎ足で国際線乗り継ぎ専用施設に向かい、国際線乗り継ぎ専用施設に待ち時間が全くなければ、バスを降りてから出国審査を終えるまで3分かかりません。
私の2回の乗り継ぎ経験中、1回目は3分以内で出国審査まで終えました。
ただ、これは好条件が重なったときに実現する最短の乗り継ぎ時間です。これをあてにするのは極めて危険です…。
大行列でなければ、バスがターミナルに到着してから10分程度
私の2回の乗り継ぎ経験中、2回目は大行列こそできていませんでしたが、各レーンに約8名程度の列ができていました。
GOLD TRACKの列にならんだ結果、バス到着から出国審査終了までの所要時間は9分程度でした。
大行列だと……
私は2回しか乗り継ぎ経験が無く、幸いなことに大混雑に見舞われた事はありません。
聞く話によると、
「大行列で30分以上かかった」
「大行列だったけど、20分ぐらいで通過できた」
などなど、明確な所要時間は分かりません(無責任で申し訳ないです…)。
ただ、混み合うと数十分の待ち時間は覚悟しなければならないのは間違いないようです。
成田空港で国内線→国際線乗り継ぎの乗り継ぎ時間を短くするコツ
成田着便の国内線で、前方の座席を指定する
成田到着後、飛行機を降りるタイミングが大きく遅れると、乗り継ぎにも時間を要することになります。まずは成田着便の国内線で前方の座席を指定することが重要です。
降機後、一番最初に出発するバスに乗車する
繰り返しているように、ANAで成田空港に到着すると、飛行機からターミナルまではバスで移動します。
バスは到着する飛行機を降りた先に複数台停まっています。前方の座席を指定して飛行機から降りたら、降機後に一番最初に出発するバスに乗車することが重要です。
バスに急いで乗ることよりも、バスを降りた後が重要→降り口付近の確保が重要!
降機後、一番最初に出発するバスに乗車しても、バスの車内の奥に入ってしまうと、バスの下車が遅れます。
飛行機から急いで降りてバスに急いで乗車しても、バスを降りるときにモタモタしていては、その間に他の利用客に先を越されてしまいます。乗り継ぎ専用施設がどんどん混雑していくわけです。
ですから、バスを降りた後スピーディーに乗り継ぎ経路を移動することが非常に重要になります。
そのためには、バスに乗車するときに降り口付近を確保し、バスがターミナルに到着して扉が開くと同時にスタートダッシュが切れるようにしておくことが大きなポイントになります。
もちろん、降り口付近の確保に躍起になるあまり、他の乗客に迷惑がかからないよう配慮が必要です。
バス到着後は急いで国際線乗り継ぎルートを進む
バスを下りた後はできるだけ早く保安検査場に辿り着くことが重要です。ここで走っている人はこれまでに見かけませんでしたから、少し早歩きして周りに遅れないようにすれば十分だと思います。
今回はここまでです。参考になれば幸いです。
いずれにしても、時間に余裕を持ったフライト計画を立てておくことが重要です。
特にOKAタッチをする修行僧の場合は、那覇→成田便に遅れが発生することを見越して、なおのこと時間に余裕を持ったフライト計画を立てた方が賢明です。
関連記事
GOLD TRACKは、ANAダイヤモンド・プラチナ・スーパーフライヤーズ会員になると利用することができます。ダイヤモンド・プラチナ・スーパーフライヤーズ会員についてはこちらの各記事で詳しく説明しています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメントを残す