SFC修行を国内線でするなら沖縄往復でプレミアムポイントを稼げ!

沖縄の海景色

一度発行すればずっとANAの上級会員のステイタスを維持でき、ANA利用時に様々な特典を受けることができる「ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)」。

ANAの上級会員だけが発行できる人気のクレジットカードで、このカードの取得のためにANAの上級会員を目指してANAに乗りまくることを「SFC修行」と言います。

このページでは、ANA国内線でSFC修行をする際のおすすめルートを紹介します。定番の沖縄路線についても解説していますよ!

前提知識のあと、本題の国内線修行について解説しています。前提知識が不要な方は読み飛ばしてください。

目次

ANAスーパーフライヤーズカード・SFC修行って何?(前提知識)

先ほど簡単に説明しましたが、一度発行すればずっとANAの上級会員でいられる「ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)」や、SFC発行のためにANAを利用しまくる「SFC修行」については、こちらのページで詳しく解説しています。

ANAスーパーフライヤーズカード

ANAスーパーフライヤーズカード特典の威力と取得の条件は?

2017年3月29日

ANAスーパーフライヤーズカードを取得するために必要な条件、カード保有者が受けられる特典について詳しく解説しているので、SFCについて知りたい方はご覧ください。

プレミアムポイントとSFC修行の関係(前提知識)

SFC発行にはANAの上級会員資格が必要です。

ANA上級会員になるには、ANAに有償で乗りまくって「プレミアムポイント」を50,000ポイント貯める必要があります。

プレミアムポイントとSFC修行の関係については、こちらのページで解説しています。

プレミアムポイントの計算方法とSFC修行

2017年3月30日

SFC修行のフライトプランを考える上で大切な「プレミアムポイントの計算方法」も解説していますよ!

SFC修行の費用を下げる方法はこちら

SFC発行のためには、ANAに有償で乗らなければならず、大きな出費になります(出張族は会社のカネを使うので、自費の出費なく発行できますが…)。

この出費、ANA SKYコインを上手く使うと抑えられるんです。

SFC修行で出費を抑える方法
  1. ANAマイルを貯める(ANAマイルを貯める裏ワザはこちら
  2. マイルをANA SKYコインに交換する
  3. ANA SKYコインを航空券の支払に充当する

これだけです。私はこの方法を続けて大量のANAマイルを獲得していたおかげで出費0でした。

ソラチカカード

ANAマイルをたくさん貯めるには、ポイントサイト「ハピタス」の利用がおすすめ。

ANAマイルを貯める裏ワザやポイントサイトの使い方についてはこちらのページで解説しています。

ANAマイルの貯め方の裏ワザ2020最新版!ポイントサイトで誰でもできる!

2017年3月25日

SFC修行を国内線でこなすメリットとデメリット

国内線修行のメリットとデメリット

ANAスーパーフライヤーズカード発行を目指してANAに乗りまくる「SFC修行」。当然、国内線と国際線どちらを利用してもOKですが、国内線を利用するメリットはいくつかあります。

国内線SFC修行のメリット
  • 日帰りで旅程を組むことができるので、修行時間を捻出しやすい。
  • 言葉の壁がない(海外に行くと外国語を使う必要がありますよね)
  • 荷物が大きくなりにくいので、身軽に移動できる。
国内線SFC修行のデメリット
  • 国際線に比べて飛行距離が稼げないので、長距離路線でなければプレミアムポイントを一気に稼ぐのが難しい。
  • 旅程が単純になりがち。
  • フライトプランによっては、「同一機材&同一クルー」の便に連続で乗ることになり、恥ずかしい。
  • (国際線よりも安くおさまると考えがちですが)国際線に比べて安いわけではない。

といったところでしょうか。

国内線修行のデメリットを補えるのが沖縄路線

国内線修行のネックになるのが、デメリットの1点目「国内線は距離が短いのでプレミアムポイントが稼ぎにくい」という点でした。

逆に言えば、国内線でも長距離路線を選択すれば、そのデメリットは補えるということです

国内線の長距離路線と言えば、沖縄便ですよね。

SFC修行で沖縄路線が人気なのは、飛行距離が稼げるからなんです

国内線SFC修行のポイント

沖縄路線を活用して飛行距離を伸ばせば、プレミアムポイントを効率よく獲得することができる。

というわけで、ここからは主に沖縄路線を利用したおすすめルートを紹介します。

おすすめルートのまとめと獲得PP数

まず、那覇空港を使ったおすすめルートと各ルートで獲得できるプレミアムポイント(PP)数を表にまとめてみました。

なお、プレミアムクラスは一般的にSFC修行でよく使われる

  • SUPER VALUE PREMIUM 28
  • プレミアム株主優待割引運賃

を、普通席は

  • SUPER VALUE 75/55/45/28/21

を使うことを想定してプレミアムポイント数を計算しています。

区間 クラス 片道PP 往復PP 必要回数
東京~那覇 プレミアム 2,860 5,720 9往復(18回)
普通席 1,476 2,952 17往復(18回)
大阪~那覇 プレミアム 2,247 4,494 12往復(23回)
普通席 1,108 2,216 23往復(46回)
羽田→那覇
→新千歳→羽田
プレミアム 8,427 6回
普通席 4,336 12回
大阪→那覇
→新千歳→伊丹
プレミアム 8,204 6回+α
普通席 4,202 12回

①沖縄往復、OKAタッチ

プレミアムクラスなら月1回、普通席なら月2回沖縄往復すれば解脱

※OKAは那覇空港のこと、解脱は50,000PP達成することです。

まずは修行の定番コース、

「沖縄に行って、すぐに帰ってくるだけ」のOKAタッチ

です。

プレミアムクラス(SUPER VALUE PREMIUM・株主優待)、普通席(SUPER VALUE 75/55/45/28/21)を利用したときに獲得できるプレミアムポイント数は次の通り。

区間 クラス 片道PP 往復PP 必要回数
東京~那覇 プレミアム 2,860 5,720 9往復(18回)
普通席 1,476 2,952 17往復(18回)
大阪~那覇 プレミアム 2,247 4,494 12往復(23回)
普通席 1,108 2,216 23往復(46回)

プレミアムクラスを使えば、毎月沖縄に行って帰ってくるだけで50,000PP達成です。

OKAタッチでSFC修行にかける時間を節約

「週末に沖縄旅行を兼ねて、1泊2日で1往復♪」みたいな形で優雅に修行をする方も多いですが、那覇空港滞在時間を短くして時間を節約する方もいます。

那覇空港滞在時間を短くした、「沖縄にサッと行き、さっさと帰ってくる」という修行コースのことを「OKAタッチ」と呼びます。

OKAタッチのメリット
  • SFC修行にかかる時間が短くなるので、忙しくても修行時間の捻出がしやすい。
  • 宿泊費がかからない。
  • 那覇空港ツウになれる(笑)
OKAタッチのデメリット
  • 那覇空港での滞在時間がわずかしか取れないので、沖縄を楽しむことは不可能。
  • 遅延すると、乗り継ぎ便に搭乗できない可能性がある(ただし、同一機材・同一クルー便を選べば遅延しても乗り継ぎには間に合う)。
  • 往復とも同一機材・同一クルー便に乗る可能性がある。これに当たると辱めを受ける可能性がある。

OKAタッチの洗礼。往復同一機材・同一クルー便の辱め。

OKAタッチをしていると、往復とも同一機材・同一クルー便になる可能性があります。有り体に言えば、

「往路に自分が乗って来た機材に復路も搭乗する。しかも、同じCAと一緒に。」

というわけです。

この同一機材・同一クルー便への搭乗には、大きなメリットと大きなデメリットがあります。

往復同一機材・同一クルー便のメリット

往路便が遅延すると、その機材が折り返す復路便も玉突き式に遅れるので、「遅延したから乗り継ぎ便に間に合わなかった」という事態が起こらない。

往復同一機材・同一クルー便のデメリット

辱め(はずかしめ)を受けることがある。

辱めとは何か、その例を紹介しましょう。

  • 往路便でのCAのご挨拶「お帰り便もお待ちしております」with 意味深なニヤニヤ
  • 羽田⇒沖縄便降機時の機内アナウンス「このあと羽田へお乗り継ぎの●●様、地上スタッフまでお声かけください。」
    →(機内のザワつき)「え?羽田から来たのに?羽田に帰るの?なんで?」「あのアナウンス、間違ってるよね?」
    →地上スタッフに声をかける姿を続々目撃される恥ずかしさといったら…
  • 復路便搭乗時のCAからのご挨拶「お帰りなさいませ」with 意味深なニヤニヤ

などなど。

これはなかなか恥ずかしいですよ。オイシイって言うのかもしれないけど。

ちなみに、そんな辱めなんぞドンと来い。もっと早く50,000PP達成したい!という方向けにおすすめの方法があります。それが次の項目。

1日2往復!究極のOKAタッチ修行コース

実は「東京~那覇」「大阪~那覇」のルートは、1日に2往復することができるんです。

2往復して獲得できるプレミアムポイント数と、50,000PP達成までに必要な日数は次の表の通り。

区間 クラス 2往復PP 必要日数
東京~那覇 プレミアム 11,440 5日
普通席 5,904 9日
大阪~那覇 プレミアム 8,988 6日
普通席 4,432 13日

東京~那覇間をプレミアムクラスで1日2往復すれば、5日で50,000PPを獲得できるんです

意外にできそうな気がしてきませんか?

1日2往復OKAタッチのメリット

とにかく50,000PPの達成が近くなること。これに尽きますが…

  • SFC修行にかかる日数を大幅に少なくできるので、修行にかける時間を作りやすい。
  • 宿泊費がかからない。
1日2往復OKAタッチのデメリット
  • 那覇空港での滞在時間がわずかしか取れないので、沖縄を楽しむことは不可能。
  • 遅延すると、乗り継ぎ便に搭乗できない可能性がある。
  • 同一機材・同一クルー便に乗ることになると、辱めを受けることがある。

②那覇→札幌を含んだ三角飛び修行ルート

日本最長路線の那覇→新千歳便

ANAでは「那覇⇄新千歳」を結ぶ便が1日1往復(時期によっては2往復)だけ運航されており、これを使うとプレミアムポイントが一気に獲得できます。

区間 獲得PP
新千歳→那覇 10:40頃 14:25頃 3,892
那覇→新千歳 13:35頃 16:50頃 3,892

※獲得PP数は、プレミアムクラスにSUPER VALUE PREMIUM 28またはプレミアム株主優待割引運賃で搭乗した場合の数値です。

どちらを使っても獲得できるPP数は同じですが、那覇発の方が出発時刻が遅いので使い勝手が良いです。

なので、修行ルートに組み込むのであれば、

  • 羽田→那覇→新千歳→羽田
  • 大阪→那覇→新千歳→大阪

のような組み込み方がおすすめです。

三角飛び修行ルートではプレミアムクラスがおすすめ

三角飛び修行ルートで獲得できるプレミアムポイント数は次のようになります。(プレミアム:SUPER VALUE PREMIUM 28、普通席:SUPER VALUE 75/55/45/28/21)

区間 クラス 片道PP 往復PP 必要回数
羽田→那覇
→新千歳→羽田
プレミアム 8,427 6回
普通席 4,336 12回
大阪→那覇
→新千歳→伊丹
プレミアム 8,204 6回+α
普通席 4,202 12回

那覇→新千歳間は国内線とはいえ長距離路線。片道3時間以上かかるので、プレミアムクラスの利用が快適でおすすめです。(人気なので、予約の準備は入念に!)

プレミアムクラスを利用すれば、1日で一撃8,000PP以上が獲得できますよ。

ANAプレミアムクラスの座席

ただ、長距離だからといってサービスが他路線のプレミアムクラスより豪華になるということはありませんでした(笑)

ANAプレミアムクラスの機内食

南の島と北の大地が一日で楽しめる!グルメが美味しい!

この三角飛び修行ルートは、1日のあいだに南の島も北の大地も体験できるという刺激的な修行ルートなので単純往復のOKAタッチに飽きた頃にどうでしょうか?(笑)

沖縄グルメに北海道グルメを一日で楽しめるチャンスです!

新千歳空港

那覇→新千歳便プレミアムクラスに搭乗し、新千歳空港でお寿司を食べて、飛行機大遅延の後に羽田空港に戻ってきたときの様子はこちらのページで紹介しています。

新千歳空港の五十七番寿司。珍しいネタがあって面白かったですよ!

新千歳空港の寿司五十七番寿司

OKAタッチでPP単価が下がるのは冬

1月が1年の中で一番沖縄便の航空券代が安い

沖縄と言えばきれいなビーチ。ビーチと言えば夏!

沖縄路線は春以降、海で泳げるシーズンになると一気に値上がりします。

逆に、海にも入れず、特に目立ったイベントのない1月の年始休暇明けのシーズンが、航空券代が安くおさまりやすいです

(2月も安いですが、プロ野球のキャンプや沖縄マラソンなどのイベントがあるので、日によっては高いことがあります。)

OKAタッチは冬が狙い目

沖縄路線は1月の年始休暇明けが安い。SFC修行の費用を節約してPP単価を下げるなら、1月が特に狙い目のシーズン。

OKAタッチを組み込んだSFC修行の注意点

遅延を念頭に置いた計画を立てること

私、OKAタッチを含めて沖縄路線を何度も利用していますが、

沖縄発着便はとにかく頻繁に遅延します。

フライトプランを練る際には、遅延することを念頭に置いた計画を立てることを強くおすすめします。

OKAタッチの注意点

沖縄路線では飛行機が遅延しやすいので、遅延を念頭に置いた修行ルート・計画を立てる。

那覇便にたまたま遅延が多いのではなく、那覇空港便が遅延しやすい原因があるんです。

  • 便数が多いのに滑走路が一本しかない(現在増設中)
  • 航空機が行き交うスペースが不足している
  • 搭乗ゲートの数が足りていない
  • 自衛隊機の離着陸が多い
  • 天候が荒れやすい
  • 距離が長いので、向かい風等の影響による遅れが拡大しやすい。

とにかく頻繁に遅れるので、くれぐれもご注意を。

地方空港~沖縄便が意外に安い

私の最寄り空港は高松空港ですが、実は「高松~那覇便」の運賃、結構安いんです。

地方空港~那覇空港は便数が少なく使い勝手は良くないですが、地方空港拠点の修行僧は、羽田や大阪を経由せず、自分の最寄り空港から那覇空港までの運賃をぜひ調べてみてくださいね。

おトクな路線はシーズンにより変わる

PP単価効率の良い路線・便は時期によって変わります。
修行する場合はANAのセール情報や運賃情報を常に注視する姿勢が重要です。

また、おトクなシーズンにはマイル修行僧が集中しますので、狙い目の運賃は発売と同時に売り切れることもあります。

予約開始日をしっかりとチェックし、入念に準備をして下さいね!

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最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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