この記事では、北京国際空港から成田空港まで中国国際航空(エアチャイナ)のビジネスクラスを利用した様子を紹介します。
エアチャイナのビジネスクラスを利用する予定の方や、エアチャイナビジネスでSFC修行を考えている方の参考になるように、座席の設備から食事にいたるまで、写真をたっっっっっっっぷり載せていますので、是非ご覧ください(笑)
目次
前回までの記事
メルボルン修行の概要
第1回
前回
今回のフライト計画
※表が途中で切れている場合は、横にスクロールしてご覧ください。
発 | 空港 | 着 | 空港 | 便名 | クラス | 運賃 | PP | P単価 | ||
往 | 7:35 | 高松 | → | 8:55 | 羽田 | NH532 | 普通席 | 9,890 | 531 | 18.63 |
14:55 | 成田 | → | 17:10 | 上海 | CA930 | ビジネス | 141,630 | 1,788 | 7.89 | |
19:15 | 上海 | → | 8:05 | メルボルン | CA177 | ビジネス | 6,648 | |||
復 | 20:40 | メルボルン | → | 5:50 | 北京 | CA166 | ビジネス | 7,491 | ||
9:25 | 北京 | → | 13:55 | 成田 | CA925 | ビジネス | 2,041 | |||
12:05 | 羽田 | → | 13:20 | 高松 | NH535 | 普通席 | 9,890 | 531 | 18.63 | |
TOTAL | 161,410 | 19,030 | 8.48 |
今回は、北京空港から成田へのフライト(CA925便)利用の様子を紹介します。
搭乗の様子
遅延で有名なエアチャイナですが…
エアチャイナは遅延が多いことで悪名高い航空会社です。私も往路で散々な目に遭いました。
しかし復路メルボルン→北京便は往路とは一転、定刻での出発でした。上空で遅れが発生したものの、十分許容できる範囲の遅延でした。
そして北京→成田のCA925便も遅延の案内は全くなかったので、出発時刻の30分前にラウンジを出て搭乗口へ向かいました。
出発20分前に既にファイナルコール
搭乗口に到着したのが出発時刻の20分前でしたが、なんとこの段階で既にファイナルコール、搭乗の最終案内中でした。搭乗口には人が全然おらず、ガラガラです。慌てて搭乗口を通過しました。
機材はA330-200
今回搭乗した機材はA330-200です。通路が2本あるワイドボディ機で、私はビジネスクラスを利用しました。
東京~北京間のエアチャイナの機体は、通路が1本しかないナローボディ機A321が主流なのですが、今回は運良くA330に搭乗できました。A330は座席がフルフラットベッドになるタイプですが、A321は単なるリクライニングシートなので、A330のほうが贅沢感が味わえるんです(笑)
搭乗前に少し機体を撮影しました。
ビジネスクラスの座席
これまでの搭乗記もご覧ください
ビジネスクラスの座席については、これまでの搭乗記でも紹介しているので、あわせてご覧いただければと思います。
シートの外観とリクライニング
座席はこんな感じです。今回はビジネスクラスの最後列を指定しました。
座席はフルフラットベッドになるタイプです。別便で撮影した画像ですが、このように真っ平らになります。もちろん、かなり快適です。
リクライニングは手元のスイッチで操作します(左下のM+は座席のリクライニング状態の記憶、MRは記憶したリクライニング状態の呼び出しです)。
抜群に広いシートピッチ
シートピッチ(座席の前後距離)はかなりの広さです。幸いにも隣一列誰もいない状態だったので撮影してみました。窓3.5~4個分を占有するシートピッチはかなりのものです。
足を伸ばすとこんな感じです。
座席周りの設備
シートTV
前方座席の背面にテレビが付いています。この画像はちょうど機内安全ビデオの放映中です。
このモニター、一応タッチパネルなんですが…
座席に座ってシートベルトを締めたら、モニターに手が届くはずもなく、手元のリモコンですべて操作します。
ちなみに、収録されているコンテンツは日本人にとっては今ひとつ。邦画はあまり入っていませんし、日本語の字幕に対応していないため、日本語字幕で洋画を見ることもできません。
ゲーム……も飽きるんですよね…(笑)まあ、ゲームに飽きるのはエアチャイナ以外の機材でもそうですが…。
テーブル
食事の際に利用するテーブルは座席中央の肘掛けに収納されています。
食事の際はこのように展開して、テーブルクロスが敷かれます。
このテーブルは回転するようになっているので、食事の途中でどうしても立ち上がりたいときにも便利です(下の画像は別便で撮影したテーブルです)。まあ、次々に料理が運ばれてくるので、立ち上がるヒマはないんですけどね…(笑)
肘掛け
座席中央の肘掛けは可動式になっており、プライバシーを守る仕切りとして利用できるようになっています。
これが通常時。
肘掛けを上に引きあげるとこのようになります↓↓
電源・USBポート・イヤホンジャック
中央肘掛けの下に、ユニバーサルタイプの電源コンセントと充電に利用できるUSBポート、イヤホンジャックがありました。
イヤホンジャックは2つ穴式ですが、通常のイヤホンを使用しても両耳からきちんと音が出てきます。これは高評価ですね。(2つ穴式といっても、1穴は異様に細いタイプで通常の2穴式とは異なるようです)
なお、ヘッドホンも各座席に用意されていますが、見た目のごつさに対して品質は控えめで、ノイズキャンセリング機能も搭載されていません。
その他アメニティ類・機内雑誌類
まず、各座席には赤い毛布と枕、スリッパが用意されています。
スリッパは底がソコソコ厚く(←)、良い感じです。
ただ、赤い毛布がかなりのくせ者。使用後に自分のズボンを見たら、赤い糸くずがたくさん付着していました。やられましたね…。
メルボルン発着便で配られたロクシタンのアメニティポーチは、この便では配られませんでした。夜行便・長距離便の場合にもらえるんでしょうか?
また、各座席には機内雑誌やカタログも用意されています。
また、安全のしおりや中国入国時の注意事項が記載されたカードもあります。
機内サービスの流れ~離陸前~
おしぼり・ウェルカムドリンクの提供
座席について1分もたたないうちにキャビンアテンダントが温かいおしぼりとウェルカムドリンクを持ってきました。
シャンパン(スパークリングワイン?)とオレンジジュースの2択でしたが、お酒が飲めないのでオレンジジュースを選択しました。
食事メニューの配布と注文
程なくして食事とドリンクのメニュー表を持ってきてくれました。往路の成田~上海便ではメニュー表がなくてかなり不便でしたが、今回はしっかりと用意されていました。
配られてしばらくすると、
- 中華・洋食のどちらにするか
- メインディッシュを何にするか
- 食事の際の飲み物を何にするか
- 食事開始時に寝ていたら起こして良いか、それとも食事を後にするか
を聞かれました。
食事・ドリンクのメニューは出発前に決めなければなりません。中華料理と西洋料理が選べますが、中国発なので中華料理を選択しました。メインディッシュは3つから選択するスタイルでしたが、思いつきでチキンを選択しました。ドリンクはジャスミン茶を選択しました。
注文が終わるとメニュー表は回収されますが、もう少し見たいことを告げると快くOKしてくれました。内心は「早く返せよ」なのかもしれませんがね…。
なんと、定刻よりも10分早く出発!
離陸までもスムーズでした
遅延で悪名高いエアチャイナですが、定刻よりも早くドアクローズし、そのままスムーズに離陸しました。
タキシング中の空港の様子です。少し白く曇っていますが、これは大気汚染の影響なのでしょうか…。
離陸します。
空港はかなり大きいですが、やっぱり結構曇っていますね…。
食事メニュー
食事の様子を紹介する前に、食事メニューを紹介しますね。
中華料理
- CHINESE APPETIZER
・Hot and Spicy Beef - CHINESE SALAD
・Soya Sause Flavored Tender Bamboo Shoots - MAIN COURSE(Choose one)
・Sauteed Dory Fish in Rice Wine Sause served with Steamed Rice and Seasonal Vegetables
・Kung Pao Chicken served with Steamed Rice and Seasonal Vegetables
・Sauteed Selected Mushrooms in Light Soya Sause served with Steamed Rice and Seasonal Vegetables - DESSERT
・Opera Cake - Seasonal Fresh Fruits
洋食メニュー
- WESTERN APPETIZER
・Smoked Salmon and Crab Meat Roll with Vegetable Salad serverd with Italian Balsamic Dressing - ASSORTED BREAD ROLLS SERVED WITH BUTTER
- MAIN COURSE(Choose one)
・Grilled Beef Tenderloin with Truffle Cream Sauce served with Duchess Potato
・Sauteed Selected Mushrooms in Light Soya Sause served with Steamed Rice and Seasonal Vegetables - DESSERT
・Opera Cake - Seasonal Fresh Fruits
ドリンクメニュー(アルコール)
海外ワイン
- 赤ワイン
・AOC. PREMIERES COTES DE BORSWAUX【仏】 - 白ワイン
・VIN DE PAYS DE L’HERAULT【仏】 - シャンパン
・CHAMPAGNE MEDOT BRUT【仏】
中国ワイン
- 赤ワイン
・GREATWALL DRY RED WINE - 白ワイン
・GREATWALL SUNGOD CHATEAU.RESERVED RIESLING DRY WHITE WINE
コニャック・ウイスキー
- Camus G.M.C【仏】(コニャック)
- Johnnie-Walker Red Lable(ウイスキー)
その他
リキュール
- ジン
- ウォッカ
ビール
- Heineken Beer
- Yanjing Draft Beer【中国】
- Imported Beer
ドリンクメニュー(ノンアルコール)
お茶
お茶は一押しのようでした。
- プーアール茶
- 緑茶
- 紅茶
- 青茶(烏龍茶)
- ジャスミン茶
- 四季のお茶
- 杭白菊花茶
コーヒー
- Roasted Coffee
- NESCAFE GOLD
- NESCAFE GOLD Decaffeinated Coffee
- NESCAFE Smoovlatte
ソフトドリンク
- ミネラルウォーター
- オレンジジュース
- アップルジュース
- トマトジュース
- ペプシコーラ
- セブンアップ
- ペプシマックス
- 炭酸水
- トニックウォーター
- ジンジャエール
食事サービス
離陸20分後に開始されました
食事サービスは、離陸してからおよそ20分後から始まりました。定刻よりも10分早く出発し、スムーズに離陸し、スムーズに食事サービス開始といういい感じのフライトです。
テーブルの準備とおしぼり
まずはテーブルがセッティングされ、テーブルクロスが敷かれます。程なくしておしぼりが配られました。
飲み物とナッツの提供
テーブルクロスが敷かれると、離陸前に注文したドリンクとナッツが提供されました。
ナッツは砂糖がまぶしてある味付けでした。これまでのフライトでは塩味のナッツも出されたことがあるので、何種類か味付けがあるようです。
プレートの提供
ドリンクとナッツが出てきてから約10分後に、プレートが出てきました。
プレートには温められたパン、牛肉の和え物(Hot and Spicy Beef)、メンマの和え物(Soya Sause Flavored Tender Bamboo Shoots)、漬物が載せられていました。
味付けはやや強めの印象ですが、美味しかったです(^^) 特に和え物はお米が美味しく食べられるような味でした。
メインディッシュの提供
その後すぐにメインディッシュ(Kung Pao Chicken served with Steamed Rice and Seasonal Vegetables)が運ばれてきました。
チキンのピリ辛炒めといったところでしょうか。
このメインディッシュ、かなり美味しかったです。ありがたいことに「おかわりはどうか」と聞かれましたが、ボリュームが結構あったのでお断りしました。空腹だったらおかわりをもらっていたと思います(笑)
デザート
デザートはオペラケーキとフルーツの盛り合わせでした。
ケーキは率直に言って美味しくありませんでした。パサパサしており、口の中の水分を根こそぎ持っていかれるような感じです(笑)フルーツはフルーツそのままの味でした。
ドリンクはなくなるとすぐに交換される
ドリンクはお茶を頼みましたが、食事中に残り少なくなるとすぐに注いでくれました(一度カップが回収され、ギャレーでいれてから持ってきてくれます)。おかげさまで、お腹が水分でタポタポになりました(笑)
食事にかかった時間は約30分
テーブルがセッティングされてから食事を終えるまでは約30分間でした。夕食に比べるとやはりあっさりと終わりますが、決してバタバタとした印象はなく、美味しくいただくことができました。メインディッシュのおかわりを提案してくれるなど、キャビンアテンダントの対応も親切で心地よかったです。
食後の様子~着陸まで
機内の照明が暗くなりました
離陸およそ50分後、食事が終わってすぐに機内の照明が暗くなりました。到着まではあと2時間程度です。
食事を終えて機内が暗くなった場所は大体このあたりです↓↓
折角なので、座席をフルフラットにして横になることにしました。
気付くともう日本上空に
横になってウトウトしているうちに飛行機は順調に飛行し、気付けば日本上空にまで来ていました。フルフラットシートの威力は絶大です。
着陸前~到着
着陸30分前に着席の指示が出ました
着陸予定時間の30分前になると、着席の指示が出されました。座席のリクライニングやテーブルを戻してシートベルトを着用するよう案内があり、窓のシェードがすべて開けられます。日系の航空会社に比べて指示のタイミングが早いようです。
なお、シートベルトサインは飛行機に乗ってから着陸し、飛行機がスポットインするまで1度も消えず、つきっぱなしでした。最後の降機の際だけ消えるという感じです。
これは今回の旅行で利用した4つのフライトすべてそうだったので、上空でもシートベルトサインを消さないという運用になっているようです。
その後も飛行機は成田空港に向けて順調に高度を下げていきます。
定刻よりも26分の早着
飛行機はそのまま問題なく着陸し、スムーズにゲートに入りました。
なんと、定刻よりも26分早くゲートに到着しました。遅延で悪名高いエアチャイナとしては快挙ではないでしょうか(笑)
到着後
成田空港到着後は羽田まで移動し、そのまま高松へ帰着しました。特に変わったことはありませんでした。
エアチャイナのメルボルン修行を終えて
エアチャイナのビジネスクラスは快適でした
「エアチャイナのビジネスクラスはサービスがヒドイ」「エアチャイナビジネスの料理は不味い」など、悪い噂を目にする機会の多いエアチャイナを初めて利用してみましたが、遅延したことを除けば、予想よりも格段に快適なフライトでした。
キャビンアテンダントの振る舞いは、日系の航空会社に比べて洗練されていない印象はあるものの、親切でフレンドリーだったので、不愉快に感じることは全くありませんでした。
食事も、ANAのビジネスクラスに比べれば確かに味は劣りますが、「マズくて食べられない」ようなことは決してありませんでした。モノによってはおかわりが欲しくなるようなメニューもあり、十分満足できました。配膳のタイミングや飲み物の補充も適切なタイミングで行われており、サービスの粗雑さは特に感じませんでした。
さらに、フルフラットベッドになる座席のおかげで、夜間のフライト、特に中国~メルボルン間のロングフライトでも快適に過ごすことができました。
この快適さで運賃141,630円、PP単価7.89円と考えれば、十分満足です。
遅延癖がイタイところ…
ただ、唯一不満を感じるのは【遅延】です。
今回、復路のフライトでは特に遅延に悩むことはありませんでしたが、往路のフライトでは遅延にかなり苦しめられました。他社の飛行機はバンバン飛んでいるのに、エアチャイナの飛行機ばっかりが遅延するというのは、やはりエアチャイナの体制に問題があると考えるのが自然であり、何とか改善していただきたいですね…。
あとはシンガポールプレエコ修行を残すのみ!
さて、勢いで始めたANAダイヤ修行、残すはシンガポールプレエコ修行のみとなりました。フライト自体は既に終えていますが、修行記は全然作成できていないので、気長にお待ちいただければと思います…(苦笑)
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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