マレーシアのクアラルンプールにある有名なモスク「ブルーモスク」。ブルーモスクへの行き帰りは路線バスが便利で格安です。
このページでは、クアラルンプール市街地からブルーモスクまでのバスでの行き方と帰り方、ブルーモスク内の観光の様子を紹介します。
おまけとして電車で行ったときの様子もご紹介。ブルーモスク観光を予定している方、移動の参考にぜひお読みください。
目次
ブルーモスク観光について
Masjid Sultan Salahuddin Abdul Aziz Shah
ブルーモスクは愛称で、正式には
Masjid Sultan Salahuddin Abdul Aziz Shah
といいます。
見学可能時間
見学可能時間は、
- 月~木曜日:10:00~12:00、14:00~16:00
- 金曜日:見学不可
- 土日祝日:10:00~12:00、14:00~16:00、17:00~18:30
です。
場所と移動方法
場所はクアラルンプール中心部からは少し離れています。
移動の方法は主に次の通りです。
- タクシー・GRAB(配車アプリ) → 所要時間最短でモスクの目の前まで連れて行ってくれるので便利。複数人での移動におすすめ。
- バス → 所要時間30~40分。格安(100円未満)でブルーモスクそばのバスターミナルまで行ける。一人旅には断然バスがおすすめ。
- 電車 + タクシー → 所要時間50分強。コストパフォーマンスは今ひとつ(500円弱)だが、電車好きの方にはおすすめ。
人数が多いならタクシーやGRABを使っても割り勘すれば大した運賃ではありませんが、一人ならバス移動が断然オススメ。実際に使いましたが、便利かつ格安でした。
というわけで、バスでクアラルンプールからブルーモスクに行く方法、同じくバスを使ってブルーモスクからクアラルンプールに帰る方法を紹介します。
クアラルンプールからブルーモスクまでのバスでの行き方
Pasar Seni駅から出発するバス
ブルーモスクまでの移動で利用するのは、Pasar Seni駅を出発するバスです。
- 出発地:Pasar Seni駅(パサール・スニ駅)B6乗り場
- 到着地:Hentian Pusat Bandar Shah Alam
- バスの系統番号:750番
- 運賃:3.00RM(約80円)→ 乗車時に運転手に支払う
- 所要時間:1時間程度
- バスの本数:30分に1本程度
Pasar Seni駅は、KL Sentral駅からRapid KLという路線で1駅目の駅です。
最寄りにはチャイナタウンがあります。KL SentralからPasar Seni駅への電車での行き方はこちらのページで解説しています。
B6乗り場の750番バスに乗車。少額紙幣を用意!
Pasar Seni駅の駅舎下のB6番から出発する750番のバスに乗車します。
このようにrapid KLと書かれた路線バスです。
バスは30分に1本程度、運賃は3.00RMです。乗車時に運転手に払ってください。
往復ともバスを使う予定の場合は、1RMの紙幣を6枚用意しておきましょう。
あとは1時間程度バスに乗り(道路状況により大きく前後します)、
Hentian Pusat Bandar Shah Alam
というバス停で降ります。
バスターミナルからブルーモスクまでは徒歩
バスターミナルに到着したら、ブルーモスクまで徒歩で移動します。
暑いですが、特徴的な見た目の建物が見え隠れするルートなので、退屈はしませんでした。
これでブルーモスクに到着です。
ブルーモスクからクアラルンプールまでのバスでの帰り方
行きと同じバス停に戻ります
帰りのバスは、行きのバスを降りたバス停から発車します。
まずはブルーモスクからバス停まで向かいます。
バス停の様子。バス停と言うよりはバスターミナルのような感じです。
出発案内も設置されており、Pasar Seni行きのバスがあと何分で到着するのかが分かります。
始発のバスはこんなふうに並んで停まります。
ただ、Pasar Seni行きのバスは始発ではないので、下の写真で右に見切れている歩道の上で待つよう案内されました。乗車バスは750番。
出発案内板の残り時間を確認して、乗り損なわないようにしっかりとバスを見張っていてくださいね。
Pasar Seni行きのバスに乗車します
- 出発地:Hentian Pusat Bandar Shah Alam
- 到着地:Pasar Seni駅(終点)
- バスの系統番号:750番
- 運賃:3.00RM(約80円)→ 乗車時に運転手に支払う
- 所要時間:40分程度
- バスの本数:30分に1本程度
バスはほぼ時間通りにやって来ました。
運賃は3.00RM、先払いで運転手に払います。少額紙幣をちゃんと用意しておきましょう。(行きのバスに乗車する前に用意しておくのが賢明です。)
帰りは40分弱でPasar Seniに到着しました。
電車を使っている間は気づきませんでしたが、結構大きなバスターミナルです。
クアラルンプールからブルーモスクまでの電車での行き方
KL SentralからKTM Komuterとタクシーで建物の目の前までアクセス
電車で行く場合は次のような利用方法になります。
- 出発駅:KL Sentral(5番線)
- 到着駅:Shah Alam
- 鉄道会社:KTM Komuter
- 路線名:Pel Klang Line
- 運賃:4.00RM(100円強)
- 所要時間:30~40分
Shah Alam駅からブルーモスクまではタクシーを利用します。ブルーモスクの建物の目の前まで運んでくれますよ。
- タクシー運賃:10.00RM(300円弱) ※メーター制
- タクシー乗車時間:10分程度
KL Sentral駅からShah Alam駅までの電車はKTM Komuter
KL Sentral駅のホームの様子はこちら。利用するのはPel Klang行きの電車です。5番線から出ています。
電車は時間通りに来ました。電車は時間通りに動く傾向にあるようです。
女性専用車両に乗らないように気をつけて乗車します。
30分程度でShal Alam駅に到着しました。
駅を出るとこんな感じです。
Shah Alam駅からブルーモスクまではタクシー
ここからはタクシーを使いました。駅の真ん前に停めているやる気満々のタクシーを使うとぼったくられそうでイヤだったので、少しだけ離れたところのタクシーを使いました。
ブルーモスクと言えば通じました。すぐにメーターの電源を入れてくれたので、安心して身を任せます(知らない間に遠回りされているかもしれませんが(笑))。
途中で車内から見えた景色がこちら。期待が高まります。
タクシーを利用すると、ブルーモスクのこの建物の目の前まで運んでくれるので、ラクでした。
ブルーモスクは見学時間に注意
到着時はイスラム教徒専用の礼拝時間でした
ブルーモスクはイスラム教徒の礼拝施設なので、毎日イスラム教徒しか入れない時間帯が設定されています。
- 月~木曜日:10:00~12:00、14:00~16:00
- 金曜日:見学不可
- 土日祝日:10:00~12:00、14:00~16:00、17:00~18:30
着いたのは13:45ぐらいだったので、ちょうど見学時間外でした。
受付の様子がこちら。
カウンターにこのような案内が(NOW IS PRAYER TIME=今はお祈りの時間です)。「2:00PMまで待ってね」ということでした。
というわけで、時間が来るまで周囲をウロウロ散策しました。
本当にきれいな青です。
ブルーモスク見学の方法
日本語が通じやすい施設でした
ブルーモスクでは受付の人など施設のスタッフさんと話をしましたが、比較的日本語が通じました。
受付が必要ですが、事前予約は不要です
14:00になると、見学の受付が始まりました。この後に内部に入りますが、土足禁止なので、靴と靴下を脱いで靴置き場に置いておきましょう。
女性はヴェールを身につける必要があるようですが、受付に言えば貸し出してもらえるとのことでした。
見学料は必要ありませんが、出身国と氏名を受付で記入します。
その後は無料のガイドさんが案内してくれます。日本語が話せるガイドさんもいますが、私は英語対応のガイドさんでした。でもゆっくりと話してくれ、聞き取りやすい英語でした。
ブルーモスク内マップ
モスク内のマップがあったので撮影しました。
拡大。
モスクは大きく2フロアに分かれていると思えばOKです。ガイドに導かれながら2フロアとも見学します。
ブルーモスクの内部の様子
写真撮影についてはそれほど制限が厳しくないようで、快くOKしてもらえました。
1階のタイルの様子。ここも鮮やかな青が使われています。
階段で上のフロアへ上がります。
屋根付きながら半屋外のようなものですが、床がとてもきれいです。
エスカレーターも設置されていました。
ドームの内部は本当にきれいでした
いよいよ、ドームのある部屋に入ります。まず、正面に向かって右側の扉から入室。
中も青がとてもきれいです。ここからはドームは見えません。
一度部屋から出て、正面から入った様子がこちら。
上を見上げると…
天井にもきれいな模様がつけられています。
最後に、正面に向かって左側の入口から入室します。
暑さ対策のため、扇風機が多く用意されています。じっくり見てみると、絨毯の模様もきれいですね。
ブルーモスクの1階も見学させてくれます
2階の見学が終わると、1階へ下ります。
礎石を見せてくれました。アラビア語と英語の2種類があります。
その後は1階の礼拝スペースを通って、コミュニティスペースのような場所まで案内されます。
礼拝スペースを抜けると、巨大なコーラン(イスラムの聖典です)がありました。
この白い扉の奥が1階の礼拝所?だと思います。
コーランのある場所付近はコミュニティスペースになっているようです。
なんと、Wi-Fiも飛んでいるようです(笑)
Marriage Room
その後はコミュニティスペースを抜けて、Marriage roomを案内してくれました。
室内がこちら。
結納品的なものらしいです。
これで見学は終了です。ガイドさんが丁寧に説明してくれるので、とても楽しく巡れます。
ブルーモスクへのアクセスと観光のまとめ
ブルーモスクはクアラルンプールから少々離れており、さまざまなアクセス方法がありますが、オススメはバスでのアクセス。行きも帰りも便利な上に安いので、使い勝手抜群です。
ブルーモスクは見学時間にさえ気を付ければ事前予約不要で、無料のガイドさんが中を詳しく案内してくれます。
異国情緒あふれるブルーモスク。クアラルンプールを訪れた際はぜひ行ってみてくださいね。
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最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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