これまではANAについての情報を主にお伝えしてきましたが、今回はガラリと色を変えて、JALについての情報をお伝えします。
まずは、JALの上級会員制度についてざっくりと紹介します。
目次
JALの上級会員制度とは?
JALの上級会員とは?
JALの上級会員とは、簡単に言えばJALのお得意様のことです。日常的にJALの飛行機に多く搭乗している人を上級会員として囲い込むというJALの作戦だと思います。
JALの上級会員になるためには?→FLY ONポイントを貯める必要がある
従って、JALの上級会員になるためには、JALの飛行機にたくさん乗らなけばなりません。では、どれぐらい乗れば上級会員として認めてもらえるのでしょうか?
キーワードは「FLY ONポイント」「搭乗回数」の2つです。
FLY ONポイントについて
FLY ONポイントは、
- JALグループ便
- ワンワールド アライアンス加盟航空会社便
に(お金を払って or eJALポイントを使って)搭乗するともらえるポイントです。
(※eJALポイントは、JALの飛行機・旅行商品購入に使えるポイントです。)
このFLY ONポイントを一定数以上貯めると、JALの上級会員になることができます。ちなみに、JALの上級会員になることを「サービスステイタスを獲得する」と言います。
FLY ONポイントは、ANAのプレミアムポイントと同じ位置付けのポイントです。ANAでもプレミアムポイントを一定数以上貯めると「ANAプレミアムメンバー」としてのステイタスが付与されますが、JALの場合はFLY ONポイントを一定数以上貯めると「サービスステイタス」が付与されると整理すればOKです!
搭乗回数について
ANAではプレミアムポイントを貯めることがプレミアムメンバーになるためのほぼ唯一の方法でしたが、JALの場合は、FLY ONポイントを貯める以外にサービスステイタスを獲得する方法があります。その方法は至って単純で、
とにかく何回も飛行機に乗る
ことです。
所定の搭乗回数(と所定のFLY ONポイント数)を達成すると、サービスステイタスを獲得できます。ここで言う所定のFLY ONポイント数はそれほど厳格な縛りではないので、単純に回数をこなせばサービスステイタスが獲得できると考えていただいても、ほとんど問題ありません(「アイランドホッピング」という修行方法をとるとFLY ONポイント数がネックになるケースはありますが、今は触れずに話を進めます)。
この搭乗回数でサービスステイタス獲得を目指すべく何度もJALの飛行機に乗ることを「回数修行」と言ったりします。
サービスステイタスについて
サービスステイタス早見表
サービスステイタス達成基準を表にまとめてみました。
JALの平会員がサービスステイタスを獲得するイメージ
JALの上級会員でない平会員は、上の表の「JMBカード・JALカード会員」にあたります。
JMBカード・JALカード会員が所定のFLY ONポイント数・搭乗回数を達成すると、
- JMBクリスタル
- JMBサファイア
- JMBダイヤモンド
の順にサービスステイタスが上がっていきます。
「JMBサファイア」のステイタス=JALグローバルクラブ会員への道
上の3つのステイタスのうち、JMBサファイアのステイタスを獲得すると、「JALグローバルクラブ」会員への申込が可能になります。
ANAだと、プラチナ会員になることでスーパーフライヤーズカードの申込資格が発生しますが、それと同じ位置付けだと考えて問題ありません。
JALグローバルクラブ(JGC)取得後は…
JGCとなった後も、FLY ONポイント・搭乗回数によるサービスステイタス付与は続けられます。ただ、JMBカード・JALカード会員とは違い、JALグローバルクラブ会員が所定のFLY ONポイント数・搭乗回数を達成すると、
- JGCクリスタル
- JGCサファイア
- JGCプレミア
- JGCダイヤモンド
の順にステイタスが上がっていきます。「JGCプレミア」というのがJMBカード・JALカード会員にはないステイタスです。
また、既にJALグローバル会員になっている人が、クリスタルに必要なFLY ONポイント数・搭乗回数を達成できなかった場合は、いわゆる「JGCの平会員」となります。JGCの平会員のステイタスを、正確には「JGCワンワールドサファイア」と呼びます(後述します)。
各サービスステイタスの達成条件
それでは、各サービスステイタスの達成条件を簡単に見ていきましょう。
JMBクリスタル・JGCクリスタル
1~12月の12ヶ月間に
- FLY ONポイント30,000P以上(うちJALグループ便15,000P以上)
- 30回以上(うちJALグループ便15回以上)搭乗、かつFLY ONポイント10,000以上
のいずれかを達成すると、「クリスタル」のサービスステイタスが付与されます。
- JMBカード・JALカード会員がクリスタルになると「JMBクリスタル」
- 既にJALグローバルクラブ会員になっている人がクリスタルになると「JGCクリスタル」
のステイタスが与えられます。
「クリスタル」のステイタスはANAの「ブロンズ」のステイタスと同じ位置付けと考えていただいて問題ありません。
JMBサファイア・JGCサファイア
1~12月の12ヶ月間に
- FLY ONポイント50,000P以上(うちJALグループ便25,000P以上)
- 50回以上(うちJALグループ便25回以上)搭乗、かつFLY ONポイント15,000以上
のいずれかを達成すると、「サファイア」のサービスステイタスが付与されます。
- JMBカード・JALカード会員がサファイアになると「JMBサファイア」
- 既にJALグローバルクラブ会員になっている人がクリスタルになると「JGCサファイア」
のステイタスが与えられます。
このサファイアは、ANAの「プラチナ」ステイタスとほぼ同じ位置付けです。
JMBサファイアになると、JALグローバルクラブへの申込が可能になる
JMBカード・JALカード会員がJMBサファイアのステイタスを獲得すると、JALグローバルクラブへの申込資格が発生します。(ANAではプラチナ会員になるとスーパーフライヤーズ会員になる資格が発生しますね。それと同じです。)
本来、JALの上級会員ステイタスを維持するには、毎年(少なくとも2年に1回)ステイタス付与基準を達成しなければなりません。しかし、JALグローバルクラブ会員になると、毎年の搭乗実績にかかわらず、上級会員のステイタスを維持することができます。つまり、どこか1年間で飛行機に乗りまくり、JALグローバルクラブ会員になってしまえば、その後はJALの飛行機にたくさん乗らなくても上級会員としての特典を享受できます。
このため、JALグローバルクラブ会員を目指してJALの飛行機に乗りまくる人がいます。この行為を「JGC修行」と呼びます。
JGCプレミア
JALグローバルクラブ会員が1~12月の12ヶ月間に
- FLY ONポイント80,000P以上(うちJALグループ便4,000P以上)
- 80回以上(うちJALグループ便40回以上)搭乗、かつFLY ONポイント25,000以上
のいずれかを達成すると、「JGCプレミア」のサービスステイタスが付与されます。
JGCプレミアは、JALグローバルクラブ会員のみのステイタスです。JGCプレミアになると、後述するダイヤモンドステイタスに近い好待遇を受けることができます。
ANAには、これと同じ位置付けのステイタスはありません。
JMBダイヤモンド・JGCダイヤモンド
1~12月の12ヶ月間に
- FLY ONポイント100,000P以上(うちJALグループ便50,000P以上)
- 120回以上(うちJALグループ便60回以上)搭乗、かつFLY ONポイント35,000以上
のいずれかを達成すると、「ダイヤモンド」のサービスステイタスが付与されます。
- JMBカード・JALカード会員がダイヤモンドになると「JMBダイヤモンド」
- 既にJALグローバルクラブ会員になっている人がダイヤモンドになると「JGCダイヤモンド」
のステイタスが与えられます。
このサファイアは、ANAの「ダイヤモンド」ステイタスとほぼ同じ位置付けです。
JALのサービスステイタスの中で最高ランクのステイタスであり、様々な特典を享受することができます。
JALワンワールドサファイア
JALグローバルクラブ会員のうち、FLY ONポイント数・搭乗回数ともクリスタル達成基準に満たなかった場合は、JALワンワールドサファイア会員となります。
いわゆるJGC平会員のことで、上級会員としての特典は享受できますが、JGCクリスタル以上のステイタス保有者に比べると、ボーナスマイルの付与率が低いなどの差がつけられています。
ANAで言うと、SFC平会員と同じですね。
マイル小僧、JGC修行も決行します!
私マイル小僧、今年はANAダイヤ修行を進めていますが、JGC修行も決行します(いや、すでに開始しています(笑))!
- KL経由オークランド(マレーシア航空ビジネス)
- KL発券でJALプレエコ往復
でステイタス達成の予定で、FP単価は5.35円の見込みです。
詳しくは改めて記事で紹介するので、それまでお待ちくださいm(_ _)m
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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